fearfully & wonderfully made

EXO KAIくんの背中を追いかける。Twitter/Youtube:@__sdn_88 無断転載禁止

GQ KOREA 2018年7月号 KAI カイ インタビュー 日本語訳

『若さを語るとき、音楽とダンスを語るとき、ついには美しさを考えるとき、カイを抜きにして何が残る?』

 

 

グッチクルーズコレクションのためにアルルにあるアリスカンに行きましたね?いかがでしたか?

 

‐以前からファッションショーに行きたかったのですが今回初めて行きました。アリスカンは古代ローマ時代の共同墓地なのですが、背景とオーケストラが混じり合って一つの作品のようでした。ここで踊ったらどうか?ミュージックビデオを撮ったらどうか?こんなことも考えてインスピレーションを沢山受けました。最近色々なことを構成中ですが、新しい試みもしてみたいです。

 

 

ステージや演技だけでなく他の試みですか?

 

‐はい。些細なことでは、ショーを見て刺激を受けてインスタグラムを始めました。Pinterestのようにイメージをアーカイブするつもりです。

 

 

どんなイメージが浮かんできているのか気になります。どんなものを美しいと思いますか?

 

‐誇示的なものは好きではないです。あるものが手放しで現れているものよりは、よく見てみるとこんなだった?こんなディテールが隠されていた?という感じを与えるものが好きです。ファッションも音楽も、他のものもです。

 

 

人目を引く華麗な人だと思っていたので意外です。

 

‐沢山の方がそのように誤解するのですが人見知りで恥ずかしがり屋なので人間関係も広くありません。

 

 

狭く深い人間関係で安心感を感じるのですか?

 

‐デビューの時や今は人間関係が似ています。メンバーたち、テミニとムンギュ・・・。人見知りでもありますが、人々はお酒の席が多いじゃないですか。僕はお酒をそんなに飲まなくて。

 

 

お酒が好きじゃないのですか?

 

‐おいしくもないです。そういう席が別に好きじゃないです。来い、飲め、飲もう。こういう騒がしい雰囲気がです。お酒の席よりは家で一人でいるのが好きで、運動もするより見る方が好きです。最近は読めていないですが本も本当にたくさん読みました。

 

 

東野圭吾やベルナールウェルベルのような小説が好きだと。日常的な話よりファンタジーが好きな理由はありますか?

 

‐現実と違う想像を引き出すのが好きです。日常では思い浮かべられないようなイメージを一人で想像するのが好きなんです。

 

 

幼い頃から想像力が豊富な子でしたか?

 

‐夢を本当にたくさん見ました。漫画の中にあるような想像もたくさんしましたし。子供を見ていると「ぴよぴよ」と言いながら動物の真似をしたり、「ピューンピューン」と言いながらロボットの動作を真似したりしているじゃないですか?年を重ねてもそれを違う方法でしていたと思います。印象的なスポーツや振付の動作を寝る前に頭の中で反復して描くようにです。そしたら寝落ちていますね。僕にとってはそれが羊を数えるのと同じです。

 

 

眠るとどんな夢を見ますか?

 

‐スペクタクルな夢です。長い夜には水に溺れて沈んでいるのに誰も抱きしめてくれない寒い夢を見ました。エアコンをつけて寝ていたからそうだったのかな、はは。

 

 

そのように夢と想像の中でとらえたイメージはいつか振付になりますか?

 

‐文章もたいしたことのないことからインスピレーションを受けて書く時がありませんか?ある瞬間のイメージ、雰囲気、振付も似ています。イメージを想像してみるとただ、踊りが思い浮かびます。誰でも表現したい熱望があって間接的に表現をしていると思います。僕は単に頭の中にあるものをかっこよく引き出したいです。

 

 

自分が感じるものを他の人も感じたらうれしいと?

 

‐少し違います。一番目は自己満足です。二番目は人々がそれを見て好んだら嬉しいですね。三番目は「君はこれに対してどういう風に考えたの?」と聞き返すんです。ファンたちが僕のパフォーマンスに色んな解釈をしてくれるのも好きです。そのときそのときで他のことを考えながら踊るから、同じステージは一つもないと思います。

 

 

撮影しながらもずっと踊っていましたが、最も踊りたくなるのはいつですか?

 

‐嬉しい時や悲しいとき。毎日踊っているからダンスはただ日常です。あ、僕ら内々の話があります。シャワーする姿を見ると何が一番好きか知ることができると。シャワーするとき歌が好きな人は歌い、ダンスが好きな人は踊り、演技が好きな人は演技をするんだそうです。僕は踊ってます。ははは。

 

 

自意識が強い人は踊れないという話もありますね。でもカイは自意識が強いように見えます。

 

‐演技もそうじゃないですか?自意識が強い人は演技をするのが大変だそうです。僕がフリースタイルをしないのも他人を意識してなのですが、一人では囚われずに感じるままに踊ります。少し笑えますが幼い時はなぜ僕は数多くの人々の中の僕なのか、僕は選ばれた人ではないのかと考えたりもしたのですが、今はそういうことは重要ではなくただ幸せなことが重要だと分かりました。たとえば今日みたいな晴れた日にしたいことをすること。

 

 

天気の良い日が好きですか?

 

‐僕は冬が好きなのですが、天気だけでいうなら夏ののどかな天気が一番好きです。汗をかくのがいやで夏は好きではないのですが、(僕って)ちょっと変でしょう。

 

 

好きでないときだとしても、ある光輝く一瞬が好きということもあるでしょう。

 

‐そういう感覚が好きです。でも主に室内にいるか車で移動しているので暑がりにも寒がりにもなったかもしれません。時間間隔も鈍くなり1年という時間が曖昧に感じるといいますか。ただ人生の1パートみたいに感じます。芸能人としての時間。

 

 

以後の未来についても考えますか?

 

‐僕がこれをしている理由は面白いからです。僕はいつも面白くなくなったらやめるだろうと言います。これより面白いことが出来たらそれをするだろうと。でも最近考えてみると簡単にそうはいかないみたいです。僕はこの仕事を始めて今まで、最近が一番面白いんです。今が芸能人として、歌手として最も輝ける時期だと思います。この瞬間に注力したいし、最後までキラキラ輝きたいです。

 

 

今がなぜ一番面白いんですか?

 

‐僕がしたくてしているから。そして分かってしているから。『ウルロン』のときより僕は今が好きです。

 

 

以前には知らなかったことも分かるようになりましたか?

 

‐前には単純にダンスと歌が好きで歌手という職業を選びましたが、もう全てのプロセスを全体的に分かって愛するようになりました。今雑誌を撮り、演技をし、踊る、全ての仕事は僕が選んでしているんです。最近僕は凄く仕事をしたい状態です。足首を二回怪我して仕事を休みながら僕にとって仕事がどれだけ大切なものなのか分かったんです。だから忙しい今が幸せです。

 

 

幸せという言葉をよく使うが、カイにとって幸せとはどんなものですか?

 

‐日常の中にあるもの。これが定義だというものは思い浮かばないです。確実なのは、幸せになろうと幸せを探さなければいけないということです。僕が何をすれば幸せなのかを知り、それを見つけるために努力しなければならないということ。歌手になったときは人々に幸せを与えなければいけないと考えていました。でも今はまず自分が幸せにならなきゃいけないと考えています。

 

 

幸せになるためにどんな努力をしていますか?

 

‐僕は実は「メンタル」も弱く苦労もとても感じる弱い人です。それを分かっているから外部のストレスから自分を守ろうとしています。一番簡単には「悪いコメント」を見ないです。そして他人の言葉に振り回されないようにしています。実際にもそういう方です。

 

 

他人の言葉と評価を必要以上に聞かなければならない職業を持つ人にとってよい資質ですね。

 

‐僕は普段にも自らが芸能人だという自意識を持っていません。芸能人対応をしてくれる、こんなのも嫌だし芸能人だからより高い基準と容姿を持っているのでもないと思っています。僕も人、君も人。みんな同じ人間だと思っているんです。僕は誰でも尊敬したいし、強要するのもされるのも嫌です。

 

 

他の人をどのように尊敬するんですか?

 

‐僕は挨拶を一生懸命しています。でも僕が挨拶をしたら他の人も挨拶をしなければならないとは思っていません。その人の選択なんです。敢えて「お前なんで挨拶しないの?」とは言いません。芸能人生活をしてみたらあれをなんでしないのか、うぬぼれてるのかと(一般的に)いう時が多いのですが、僕はそういう強要が嫌いです。そして人々が知らないのが、僕が印象がちょっと強く見えても性格が実際は強くないんです。在り方も同じです。僕に挨拶をしなかったからと悪い人だと断定はできないんです。

 

 

アイドルの20代には沢山の事が圧縮されていますよね。もう二五歳ですが、デビューして7年経ち頂点にも上り、もう完全な大人になった気分でもあると思います。今二五歳のカイはどんな人ですか?

 

‐大人として責任を負うことはすべて負っていますが、まだ大人ではないみたいです。まだ世界もよくわからないんです。普通この時期なら学生時代を楽しみ社会に馴染もうとし始める年じゃないですか。僕は社会を早く経験して沢山の人々と出会いましたが人々より少し早いだけです。芸能人としての7年がとても長い時間のようでしたが、人生全体で見るなら短い時間です。それが全部でもないですし。

 

 

今より幼かったとき、「僕は26歳の時全盛期だろう」と言ったことがあります。今その年に近づいていますが、どうですか?

 

‐あの頃は(26歳が)身体的に最も全盛期ではないかと思ったんです。でも今はまだ僕の全盛期は来てないと思います。これからもそのように考えながら生きていたいです。一生。

 

 

一生まだ僕の全盛期が来ないというように?

 

‐死ぬとき僕自身に聞いてみたいです。幸せだったかと。幸せだったら僕の人生の全部が全盛期になると思います。

 

 

一番聞きたくない言葉は何ですか?

 

‐正直言うと、「頑張れ。」

 

 

一番聞きたい言葉は?

 

‐「お疲れ様でした」僕は大変なことがあるとき克服しようとより一生懸命になります。今も、本当に一生懸命頑張っています。この言葉で十分です。

 

 

注意:()内は内容を理解しやすくするために書き加えた部分です

 

[参考]

www.gqkorea.co.kr

sdn88.hatenablog.com

 

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