fearfully & wonderfully made

EXO KAIくんの背中を追いかける。Twitter/Youtube:@__sdn_88 無断転載禁止

allure korea 2018年8月号 KAI カイ インタビュー 日本語訳

 

東京の夏は目が眩むように暑い。水銀柱がだんだん上がっていく頃カイが来た。たしかに誰も会わないまま、ホテルから直接来たにもかかわらずまるですでに雑誌の撮影でもしてきたかのようなかっこいい姿だった。一番最近購入した服を着ていたことは後で分かった。雑誌の撮影現場にはいつもその日の主人公のための服が綺麗にかかっているもので、そのためセレブリティ達は一番自然人らしい姿で撮影現場にやってくるものだがカイは違った。明日はこの服を着なければ、と前もって準備したのかもしれない。彼はビジュアル職業を好むと何度も言った。それだけに真摯に対する彼の態度だと感じた。舞台で誰よりもカリスマを見せるカイは実際はよく人見知りをする方だ。だからといって無愛想なのではなく、仲良くなるのに時間が少しかかるだけだ。それでも何度か会った人のように対すことができたのは慣れた街という場所がくれた力だ。畳が敷かれた日本式の部屋で本を読む時、カイはまるで自分の部屋のように自由にポーズをとった。東京の閑静な住宅街はただ昼の熱気があるだけ、人跡もなく静かだった。その場所で誰かが彼を見知る確率は小さかったのでカイは時間が過ぎるほどより自由になるように見えた。不思議にも彼はどの場所でも似合った。通り過ぎにかっこいいという点だけ除外するとどの風景にも溶け込んでいた。釣り堀に入るとき、庭園に立つとき、食卓に顎を乗せるとき、背景を自分のもので作る力があった。静かだがちらっと茶目っ気が光り、活気に満ちながらも同時に優雅だった。ちょうどよく日本だからか?彼を撮影する間ハルキのしばらく前の随筆が思い浮かんだ。ある朝に偶然に100%の女の子に出会うことについての話だ。もちろん100%の女の子はいない。それはある幻想、日常、期待に対する話だから。100%の男の子ならどうだろう。再び話すことになるがそんな人がいるわけない。しかしいるとすれば、世界のどこかに存在するのなら、午後だけにいたある夏の日のカイではないか。

 


こうして東京で会うことになりましたね。この街は初めて来てみましたがとても静かですね。いつも行っている東京の中心地とは少し違うでしょう?


ー海外に来て雑誌を撮影するのが多分初めてだと思います。だからより楽しかったです。元々スタジオで撮影するよりロケ撮影の方が好きなんです。気分も良く今日は旅行をしている気分になってよかったです。まるで流れていく時間の中で写真を残しているみたいです。後でallureと一緒にまた他の場所で撮影できれば嬉しいです。

 

 

今その言葉も録音されています(笑)他の場所を早く探してみなければいけませんね?撮影中に印象的に思い浮かぶ姿はありますか?


ー天井が低く、小さい日本式の家です。実際に住んでみたいわけではないけれど他の生き方を経験できるのはいいと思います。僕はアパートにだけ住んで、住宅はよく管理ができないと思うんです。東京での思い出が多いです。公演、演技、ショッピング、多様な思い出と記憶があります。でも雑誌を撮るのはまた違って感じました。

 

 

雑誌撮影だけでなくインタビューするのも好きですか?


ー好きです。同じ質問を受けても毎年僕の答えは変わっていくから。時間が過ぎながら少しずつ考えも変わります。だから面白いです。ファン達もインタビューを好んでくれます。撮るのではなく、撮られるのが好きで、服を着ることも好きだから撮影を楽しみます。こんな服もあるんだなぁ、こんなビジュアルもあるんだなぁと思いながら僕も沢山学びます。

 

 

インタビューをしながら最も沢山受けた質問は何ですか?


ーダンスの話でしょう。ダンスを好きで、ダンスで沢山知られているからです。

 

 

東京といって思い浮かぶものは何ですか?


ー服を選ぶ楽しさ!綺麗な服が多くていつも服を買って空港で自慢します。ドームでする公演も沢山思い出します。最近は甥たちのプレゼントも沢山買いました。とても可愛い甥が二人います。

 

 

甥達も伯父を好きですか?


ー僕でなくドラマで僕が務めた『アト』が好きです。僕が横にいても『アト』をずっと見ています。「カイサムチョン(カイおじさん)」の発音ができなくて「カイチュン」と呼びます。甥達に会うのがすごくすごく幸せです。まだ話せなくて「カイチュン」「だめ」「いい」「やだ」は言えるのですが、最近「だめ」と「やだ」にはまってるようです。「カイチュン、ポッポ」と言うと「やだ、だめ」といいながら僕を叩きます。「カイチュン行くね」と言うと「だめ」と言いながら僕に抱きつきます。頭おかしくなりそうです、本当に。最近ホリック。少し前にプレゼントを買ったのですが、あげるのが楽しみです。ゆっくりあげます、ポッポ何回かしてもらって。(笑)

 

 

今日見た中で一番幸せな表情ですね。子供と遊んであげるのは、体力の消耗が大きくないですか?踊るよりも疲れることもあるでしょう。


ー子供達とハワイ旅行に行ったことがあります。僕が子供が本当に好きで僕の家族のように3人の子供がほしかったです。でもそのとき初めて一人だけにしようかなという考えが…(笑)姉が本当に凄く見えたんです。少し僕一人で甥たちの面倒を見る時間があったのですが、僕はなぜ泣いているのかも分からないしズボンは重たいし…甥たちを見ると僕自身で抱えて育てたいそんな感じがしました。またそんな姿を見ると僕の両親もどんな気持ちで僕を愛したのか分かった気がします。

 

 

折良くallureは創刊15周年号といいます。15年前には何をしていましたか?


ー光栄です、こんな機会が来るなんて。僕も海外撮影が初めてだったので、そんな意味もあってとても嬉しいです。15年前なら2003年だから僕がダンスを始めたときです。だから15年以上僕がダンスをしているんですね。8歳の時から踊っているから。

 

 

ー15年はダンスを好きな子供がアーティストになるまでに十分な時間なんですね。今もデビューした日を思い出しますか?


ー思い出します。最近も思い出すし、実は昨日も思い出しました。デビューした時から今まで大変な時や、どんな気持ちでやってきたのかをよく考える方みたいです。家族たちともよく話すし、だから昨日も思い出したんですね。

 

 

どんな気持ちで仕事をしていますか、最近は?


ー僕が好きな仕事を一生懸命しながら幸せにやっています。好きな仕事をして、好きな雑誌を撮って、僕がやろうと思う未来に向かって行くようで幸せです。EXOの活動をしながら沢山の『記録』が出来たじゃないですか。一緒に僕が幸せで好きな仕事を長くしたいです。

 

 

人生の沢山の過程をダンス、EXOと共にしているんですね。


ー僕の人生の半分以上がダンスと一緒で、もう歌手生活を7年したので、僕の人生の大きな部分なんです。でも全体で見ると短い時間だと思います。最近は30歳が30歳でなく、40歳が40歳でないように、僕は時間にとらわれたくないし、ただ幸せな気持ちでやりたいです。そうすればファンは好んでくださるはずだからです。

 

 

最近の活動は全てカイが好きなことですか?


ーもちろん100%ではないです。しなければいけないこともあり、頼みを受けることもあります。僕優しいんです(笑)僕の意思によく従って仕事をします。今日もそうです。僕は個人的に1年で雑誌を12個撮りたいです。1ヶ月に1冊ずつ撮れたらとてもいいです。

 

 

デビューしながら夢見たことは大部分叶いましたか?


ー叶ったと思います。はっきりとした目標があるわけではなかったです。アルバムが100万枚売れるとも思わなくて、1位を何度もとるとも思わなくて、大賞を何度も貰うとも思わなかったです。でも僕は冗談でも『適当にやろう』というのは嫌いです。デビューする前でも嫌でした。刀を抜いたら大根でも切らなければいけない(慣用句)と言いました。だから記録も刻めたのでしょう。

 

 

誰もが羨むほどの記録でしょう。


ーある瞬間は記録のようなことにとらわれもしたし、体力的に辛い時もありました。それに打ち勝って多様なことをして今のように好きな仕事を沢山しようとしています。最近はストレスもなく、どんな時よりも今が幸せです。

 

 

パフォーマンス面でもたくさんの変化がありました。どんな方向がありましたか?


ー自ら好きなことをしようとして、他の方々と沢山話しながら作業をしていくので、僕だけのことも起こると思います。毎回新しいことをしたいです。

 

 

もうすぐEXOのコンサートが開かれますが舞台のために新しく準備したことはありますか?


ー今回のがThe ElyXiOn dotなんです。『I see you』の違うバージョンを構成しています。まだ完成していないですが沢山期待して下されば嬉しいです。

 

 

セットリストが気になりますね。新しい音楽が出ると未だにCDで全曲聴くのですが、EXOはいい曲がとても多いじゃないですか。


ーもうやったものは最大限やらないようにする方なんです。僕も歌を聴くならある歌手の歌を聴くときにアルバム全体を聴く方です。アルバムで聴くのがすごく好きです。全体的に聴きながらアルバムの雰囲気を知って行くのがいいです。僕も僕らの歌が本当に好きです。客観的にもいい歌が多いと思います。最近も音楽についての話を沢山します。すると楽しい曲を沢山しようと努力します。

 

 

放送で見せない曲の中で大切な曲は何ですか?俗に言うファンでなければよく知らない曲です。


ー何個かありますが『Artificial Love』と『Thunder』が好きです。二つとも初めて聴いた時から歌がすごく良かったんです。

 

 

今回のような三日間のコンサートをするといつが一番緊張しますか?


ー初日のコンサートが一番緊張します。僕の場合は二日目が一番力をよく受けるようです。三日目は上手になります。

 

 

少し前にYouTubeで『狼と美女(WOLF)』の舞台を見たのですが、今更ながら素晴らしい振付でした。最近ステージはその時より成熟した感じです。あなたの意見、好みも反映されていますか?


ーパフォーマンスが変わっているというのは共感します。僕らは毎回振付が違うでしょう。『中毒』のときまではトニーテスタが振付をしていました。そのときの振付は構成的でたくさんの試みをしていつも新鮮で見事でした。沢山のメンバーが一緒に振付を作るということが新鮮でしたし面白みもありました。「サランヘヨ」のパートも幼稚だと思うかもしれませんがキーリングパートと言って、振付が元々いいからやる面白さがあるでしょう。人間が狼のコンセプトをしてみるのが簡単なことではないじゃないですか?僕らもそのとき沢山言った言葉があります。木を作る導入部分で全て終わったと(笑)

 

 

初めて振付を見て最も胸が高まった曲は何ですか?


ー僕は『ウルロン』を見たとき最も胸が高まりました。僕らみんなが憧れた最高の振付家ニックバスの作品でした。とても良くて修正を一つもせずに元来の振付のままでやった曲は『ウルロン』が唯一です。最近はただかっこいい振付よりも記憶に残る振付をするのが好きになりました。

 

 

ダンスに対する質問を沢山受けたということで他の質問をします。ボーカルに対する欲はないですか?


ーボーカルも欲が大きくてずっと続けています。知らず知らずのうちに実力が伸びています。人々は関心がないと分からないでしょうが、いつか明らかに驚く時期が来るでしょう。だから今は特に関心をお持ちにならなくてもいいですよ!(笑)

 

 

誰かから助けを受けましたか?


ー僕自ら、自らに対した欲。そして作曲家Kenzieヌナとも話を沢山します。よくお会いするわけではないですが会うたびに僕に必要なことを話して下さるんです。

 

 

初めから終わりまでカイの声だけで満たす曲にいつか出会えるでしょうか?


ー出会えます、そのうち。アルバムが出るなら皆が驚くくらいの何かを持って現れるでしょう。

 

 

どのように驚かせてくれるのか計画はありますか?


ー全てを上手くやり全体的な『ルック』を良く作りたいです。ファッションにも関心がとても多いのでビジュアルのように視覚的に見せること、ダンス、歌まで全てを上手く作りたいです。

 

 

メンバー各々多様な個人活動をしているじゃないですか。そんな各々の個人活動経験がEXOの中でどんな影響を与えていますか?


ー僕は遅く個人活動を始めた方です。活動をしながら自分自身だけの何かをすることができるという考えを持ちました。例をあげればスホヒョンが演技するのは『キムジュンミョン』としてやるものだから新しい挑戦で異色の経験でしょう。僕も海外ファッションショーに行き、雑誌を撮るのが胸がいっぱいな面もあります。いい結果を得るとEXOの中でいいシナジー効果が出ると思うんです。長所が多いと思います。互いに沢山見てあげて、個人活動に対しても互いに訊ねて、いい意見を出して「ウッシャウッシャ(よっしゃよっしゃ、頑張ろう、的な意味)」しています。

 

 

最近ドラマを終えましたね。演技も欲を出してみたい分野ですか?


ー個人的に立てた僕の目標があります。舞台、演技、ダンス、歌、雑誌などひと月に一つずつ必ずやろう。そのようにしてドラマを撮りました。一つに極限されずずっと続けて色々な仕事をしたいです。以前には僕が何を好きなのか正確に分からなくて接する機会もなかったです。歌手の仕事に集中していたからです。でももうメンバーたちもゆっくり個人活動をし始めて、個人として自由も沢山生まれて残った時間も多くなっているんです。そして接したのが『私たちが出会った奇跡』だったし、楽しくいい記憶が多くてずっとやりたいです。

 

 

『私たちが出会った奇跡』の役が面白かったじゃないですか。キャラクターをどのように理解しましたか?


ー最初に8話までだけ台本をもらった状況でした。天使や死神という考えもできる役割でしたが僕は神だけど新入『会社員 神』だと考えて演技をしました。沢山の分量ではなかったですがいい俳優たち、先輩たち、スタッフの方々と仕事をして、このように大きなドラマを初めてしていい経験でした。作家さんは人間だと考えて演技をしろと助言をされたので、だから僕は『マニト』のような存在という考えで演技をしました。よく見て下さった方々がいればまた呼んでくださるでしょう。かっこ悪く映ってもいいので悪い役もやってみたいです。僕よりかっこいい人も世界にとても多いので、演技を通じて多様な人生を経験してみたいです。

 

 

『マニト』と考えたというのは興味深いですね。そういうマニトがあなたにもいるなら何を受けたいですか?


ー疲労解消してくれる健康食。体調管理をするために健康食をいつも用意してくれれば嬉しいし…。それでいいです。

 

 

意外と素朴ですね?なぜ疲労解消ですか?


ー疲労を感じなければもっと多くのことをこなせるから。最近は若干仕事に『ホリック』状態なのでマネージャーヒョン達が大変です。今日もちょっと大変な思いをさせました。最初に僕の写真を撮ってほしいと言って。はは!

 

 

やりたいこととやらなければならないことの間でつりあいをどのようにとっていますか?


ー人が世界を生きながらやりたいことだけをやれないということは十分わかっていて、両親も幼い頃からその点をよくおっしゃいました。ダンスを愛すけれどもしダンスを20年してみたら1年程度は楽しくなくなることもあるでしょう。最大限しなければいけないことをしてその間にやりたいことを見つけてやります。それがベストだと思います。そうして葛藤して悩んでみると解決します。そして最善の結果が出るんです。

 

 

ドラマを終えましたが出てみたい番組もありますか?


ーあります、ただ一つ!『ユン食堂』のような形式を一つやってみたいです。『ユン食堂』をとても楽しみながら観たからです。ヒーリングしたいです。笑えなくてもいいプレッシャーのない自然に僕の役割を果たしながら他の世界も見て経験もできる番組はやってみたいです。トークはプレッシャーです。一人でそういう番組に出たら緊張して何も出来ないと思います。僕が人を笑わせるのはできないから、そういう場所では話せないと思います。

 

 

では番組のどんなポジションに自信がありますか?


ー労働!何でも頼んでくれれば全て一生懸命やるからです。

 

 

本は読み続けていますか?どんなキャラクターが好きですか?


ー僕は友達が多くなくて本をよく読みます。仕事の時は本を読むのが簡単ではないけれど小説が好きです。推理小説も好きで、僕は『容疑者Xの献身』に出てくる男性主人公が好きです。彼の現身と努力、彼の原動力である愛など全てが信じられないほど美しく衝撃的でした。

 

 

友達が多くないということは少数の人々と深く付き合うということでしょう。友達になるとカイはどんな友達ですか?


ー僕にとって大切な人だと思って僕ができることは最善を尽くしてしてあげようと義理を守ろうと努力します。

 

 

メンバー達といるときにはいたずらをされる方ですか、する方ですか?

 

ーメンバー達が悪戯心も多くみんなとても笑えるのでいたずらされる方です。メンバー達がふざけると観ながら笑って一緒に一言言いながら交わります。友達との間では僕がふざける方だと思います。メンバー達から学んだことをそのまま活用します。

 

 

大衆に見せる職業を持った人々はいつもいくらか誤解はされているじゃないですか?人々がカイに対して誤解していることを一つ訂正するとしたら何ですか?

 

ー見た目と違って柔らかくおとなしい人です。

 

 

本当に美しい天気でした。夏には何が思い浮かびますか?


ー暑さの中で感じる雰囲気。僕が感じる夏の雰囲気と場面が雑誌にこめられているようで楽しみです。そして夏には仕事!より一生懸命に、熱く!(笑)夏にはいつもアルバムが出るんです。休むより仕事をするのがよく、仕事の中でいつも幸せに出会います。本当にとても楽しいです。

 

 

人生を一冊の本だと考えるなら、後々今のページを開いてみると何と書いてあると思いますか?


ー人生が本一冊で僕が本の主人公なら、人物紹介あたりじゃないですかね。